「セックスは噓偽りない」アラサー独身女子が抱える悩みの解決策<漫画>
ネームを担当した麻生氏にも質問を直撃
――麻生さんにもお聞きします。本作のネームを担当しようと思った理由、本作のどこに魅力を感じましたか?
麻生羽呂:「セックスちゃん」をネームにしてみたいと思ったきっかけは、五百田さんがいくつか手掛けた小説の中で、一際印象に残ったからです。
「普通」や「当たり前」などの、世間が作ったあやふやなガイドラインに抗う女性を描くのは、五百田さんの作品に共通しているテーマでしたが、セックスがライフワークの女性が主人公というのは、ぶっちゃけてしまうととても「マンガ映え」すると思いました。
マンガならではの画や演出の見せ方で、この作品がもっと多くの人の関心をひく機会ができればと、勝手に原作の小説をネームにおこしてSNSにアップして(もちろん事前に五百田さんにアップする許可はいただきましたが二つ返事でOKでした)、そこからすぐにお仕事につながりました。人と何かが違うという生き辛さを抱えて生きる人たちのエールになれば幸いです。
<取材・文/シルバー井荻>