本当に面白いボードゲームは「長考できる」。人気ボードゲームカフェオーナーが語る
衝撃を受けたボードゲームは…
――そもそもボードゲームにハマるようになったきっかけは?
白坂:私のボードゲーム熱を高めた、印象に残っているゲームは『スコットランドヤード』です。テレビゲームやソーシャルゲーム(ソシャゲ)しか知らなかった私にとっては衝撃的で、こんなタイプのゲームがあるのか、こんな面白さがあるのかと感動しました。
――どんなところに衝撃を受けたのでしょうか?
白坂:当時はボードゲームの経験がなかったので全てが斬新で。警察と犯人に分かれて行うゲームなんですが、警察役が5人で犯人役が1人だったりするんです。ドッジボールだったらそんなバランスに絶対ならないじゃないですか(笑)。それから、警察役の人たちは犯人を追い詰めるために、どこに逃げたか議論するのですが、話し合いでゲームが進むというところもテレビゲームにはない要素だったので驚きましたね。
ハマってから半年で店を立ち上げた
――結果的にボードゲームカフェの立ち上げに至るほどの衝撃だったわけですよね。
白坂:私がボードゲームにハマったのって、実は店を立ち上げる半年前くらいなんです。今でもそうだと思いますが、世の中の多くの人は、人生ゲームとかモノポリーとかは知っているけど、それ以外のボードゲームについては全然知らなくて、趣味でゲームをする人であっても、テレビゲームやスマホでソシャゲをするぐらいの幅なんです。
当時の私がまさにそうだったので、だからこそボードゲームを初めて知った時の衝撃はすごかったんです。世の中にこんな奥深いゲームがあって、それも数え切れないくらい存在するのかと。