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「どこにも言ってないんですが…」渡部建が明かす、自粛中に手を差し伸べてくれた“人物”

暮らし

児島の一言で、想定外の芸能活動再開へ

渡部建

――個人的には、『白黒アンジャッシュ』で復帰したのが意外でした。ヒロミさんのように事業を起こしてから、番組に呼ばれる形で芸能活動を再開すると想像していたので。

渡部:本当は「自粛を解禁します」と公表した後に僕1人で動こうと思ってたんです。それで児島に「俺1人で復帰会見する」と伝えたら、「それちょっと違うだろ。コンビで戻んなきゃ」って言ってくれて。ありがたいことに今の状況になったんです。

 実は今、芸能以外の仕事をけっこうやらせていただいていて。何か迷惑掛けちゃいけないと思って情報解禁はしてないんですが、まさにヒロミさんと一緒です。それに加えて僕は、講演活動をメインにやりたいと思っていて、「どんな講演をやってるの?」って質問に対する1番わかりやすい返答が書籍だと思ったんですよね。

 もう僕は、テレビに出るなんて本当に何年も先のことだと考えてましたから。それが、周りの助けで徐々に芸能の仕事もできるようになった。児島や番組スタッフ、僕を呼んでくださった方々には本当に感謝しかないですね。

1つひとつを大事にやっていきたい

――11月下旬には千鳥の『チャンスの時間』(ABEMA)に出演を予定する(取材は配信前)など、ネット配信番組を中心に徐々に露出を増やしています。

渡部:本当にちょっとずつ。この記事が出る頃には出演してるかもしれないですけど、何個か収録しました。『チャンスの時間』の千鳥と番組スタッフそうですけど、僕のために手を差し伸べてくれる方々がいることが本当にありがたい。期待に応えられるよう、今後も1つひとつを大事にやっていきたいと思います。

<取材・文/鈴木旭 撮影/市村円香 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

【渡部建】
1972年、東京都八王子市生まれ。1993年、神奈川大学在学中に高校の同級生であった児嶋一哉に誘われ、お笑いコンビ「アンジャッシュ」を結成。2003年、NHK「爆笑オンエアバトル」5代目チャンピオンに輝き、ネタ番組では“コント仕掛け”のスペシャリストと呼ばれる。現在はコミュニケーションにした企業向けの研修などを積極的に行っている

フリーランスの編集/ライター。元バンドマン、放送作家くずれ。エンタメ全般が好き。特にお笑い芸人をリスペクトしている。個人サイト「不滅のライティング・ブルース」更新中

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