6年間の片思いが実ったLINE。突然デレた彼女「なんで告白してくれないの?」
LINEを送り忘れたら…突然のデレ
翌日は休日で、目が覚めるとすでにお昼すぎ。ふとスマホに目をやるとFさんからのLINEの通知が来ていました。そこで誕生日のLINEを送っていないことを思い出し、慌ててLINEを開いた橋本さんは、その内容を見てさらに慌ててしまいます。
「普段は僕が『好きです!』って言うと、Fちゃんが『はいはい、ありがとう』みたいな感じで受け流されるんですが、そのLINEには『今年は祝ってくれないの?』って書かれていたんです。これって僕のLINEを待っててくれたってことじゃないですか。今までこんなことなかったので変にテンパってしまって、告白じゃなく普通におめでとうの言葉だけ送ってしまったんです」
普段とは違う状況に動揺してしまった橋本さんは、告白のことをすっかり忘れてしまっていました。そしてしばらくすると、橋本さんをさらに動揺させる言葉がFさんから送られてくるのです。
「誇張でもなんでもなく、本当に5度見くらいしました。Fちゃんから『なんで告白してくれないの?』って来たんです。何が起きているのか理解できなくて頭が真っ白になりました。それと同時に告白を待っててくれたのかもって思ったら、嬉しさもこみ上げて来て、すぐに告白の文章を送りました」
じつは2年前から…驚きの結末
告白の返事はまさかのOK。突然実った6年間の片思いに、はじめは信じられない気持ちが大きかったという橋本さん。その後にしたFさんとの通話で、じわじわと付き合える喜びを実感できたのです。
「話してみたらじつは2年前からFちゃんも僕のことを好きになってくれていたそうなんです。めちゃくちゃ驚きました。でもずっと断り続けていてタイミングを逃してしまったことや、周囲からのからかいがあったことでOKしにくかったと。でもFちゃんにとって25歳は区切りの歳だったらしく、誕生日の告白にOKをしようと決めていたくれたみたいで……」
いざ付き合いが始まると、橋本さんからの少し遅れたLINEの返事に駄々をこねたりと、以前には出さなかった甘えん坊全開な女子に変わってしまったFさんに、橋本さんは今まで以上にメロメロな様子になっていました。
「まだ付き合って数カ月しかたっていませんが、付き合ってみて片思いしていた6年間よりもずっと好きな気持ちが大きくなっています。もう告白することはないですが、今度はプロポーズにチャレンジします。もちろんOKをもらえるまで絶対に諦めません」
<TEXT/つる>