300グラム、1250円の衝撃!ロッテリア「DXティラノチキンサンド」を実食
環境の変化に対して原点回帰を決意
見た目も味もインパクト十分だったDXティラノチキンサンド。リリースした経緯を株式会社ロッテリア マーケティング部の部長・緒方高行氏に聞いた。
「感染予防対策や目まぐるしく変わる国際情勢の影響から『消費の二極化』『値上げ消費』『新しい生活様式の浸透』など、消費者を取り巻く環境が大きく変化しています。そんななかでも時代に振り回されずに、ハンバーガーの醍醐味であり、普遍的な価値である『おもいっきり頬張れる美味しさと楽しさを味わえるボリューム』という原点に回帰しようと考えました。
加えて、12月はクリスマスや年末年始シーズンでチキンの需要が高まることから、“ファーストフード・ハンバーガーショップらしいチキン”に着目していました。そこで、ロッテリア史上最重量、最恐チキンと銘打った“ティラノチキンバーガーシリーズ”のなかでも、屈指のインパクトを誇るDXティラノチキンサンドを期間・数量限定で販売することを決めました」
「飽きない味」を目指した
業界初やロッテリア史上初といった「“初めて”にこだわった提案を意識している」と緒方氏は続ける。
「今回に関しても当然、“初めての挑戦”ですので、驚きの声も社内から上がりました。しかし、試行錯誤を何度も繰り返し、さまざまなアイデアを検討した結果、“これならお客様に満足していただける”と社内で納得してもらい、開発につながりました」
開発する上でのこだわったのは、「単調にならないこと」。確かに食べていても飽きが来なかったが、それは計算されてのことだったようだ。
「1口目に食べた時、食べ進んだ時、最後まで食べ終わった時など、各段階で味も見た目も単調にならず、飽きがこないよう意識。そのうえで“最後まで食べられる。また次回食べたくなる”商品を目指しました。
チキンパティは、健康志向から伸張している鶏むね肉ではなく、ジューシーかつフライ調理に最適な鶏もも肉を使用。味付けも塩味をベースに、ガーリック、胡椒でシンプルに仕上げており、1枚125gでもペロッと美味しく食べられる味わいに仕上げました」