朝から疲れている人に伝えたい“睡眠の盲点”。人気の“腸活女王”も実践する快眠ルーティン
あなたはぐっすり眠れているだろうか? 今、「睡眠の質を上げる」とする商品・サービスが次々と登場して話題を呼んでいる。食品から、サプリ、快眠グッズ、マッサージ、ホテルの快眠プランまで……。
ただ本来、人は自然に眠れるようにできているはず。商品・サービスにお金を使うのもいいが、まずはまともな生活をするのが先決、そして安上りだろう。
睡眠のカギとなるのは「自律神経」だ。自律神経研究の第一人者である小林弘幸医師(順天堂大学医学部教授)と、“奇跡のかぢボディ”で人気の腸活女王・加治ひとみさん(アーティスト、モデル)の共著『かぢ習慣 自律神経と腸活で「なりたい自分」に』から、睡眠を改善する基本を探ってみた。
夜眠るためには、実は「朝」が大切
眠りを改善したい人は「夜の習慣」ばかりに注目しがち。枕を変える、ヒーリングミュージックをかける…etc。もちろん夜も大事なのだが、「朝の習慣」を見落としていないだろうか?
「ぐっすり眠るには、時計遺伝子のリズムを整えることが大切です。時計遺伝子によって、午前中~日中はアクティブモードの交感神経が優位に、夕方~夜はお休みモードの副交感神経が優位に、というスイッチングがうまくいって眠りに入れる。そのためには、朝のルーティンがとても重要です」(小林医師)
目覚めたらコップ一杯の水を飲む
つまり、良い眠りへの道は朝から始まっているのだ。小林医師がすすめる朝ルーティンは以下のとおり。
①目覚めたらコップ一杯の水を飲む(腸を動かす)
②カーテンを開けて部屋に太陽光を入れる
③少しでも朝食を(みそ汁1杯でも、バナナ1本でも)
④太陽光を浴びながら20分程度歩く(通勤でも散歩でも)
簡単そうだが、朝は食べないとか、テレワークで太陽を見てない、ということも多いのでは?