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自分を捨てた元カノに再会。「今なら私と釣り合う」と言われブチギレ

コラム

 人間は中身が重要……そう言いながら実際には外見や肩書きで人を判断する場合が多いのも事実。ある程度は仕方ないかもしれませんが、親しい相手からそういう目で見られるのはツラいもの。なかにはこれが理由で恋人から捨てられた経験を持つ人もいます。

失恋

画像はイメージです(以下同じ)

 内科医の栗沢拓弥さん(仮名・30歳)は、中学時代に付き合っていたクラスメイトの彼女と地元の公立進学校を目指すも彼だけ受験に失敗。偏差値的に少し低い別の私立高校に通うことになりましたが、彼女からは「彼氏がレベルの低い高校だと恥ずかしい」と一方的に別れを告げられてしまったそうです。

自分を捨てた元カノと12年後に同窓会で再会

「“お前はダメ人間”とレッテルを貼られた気がして、当時はショックでしばらく立ち直れませんでした。合格発表の前までは普通に甘えてきたのにあまりの変わり様に唖然としたし、彼女のせいで10代の間はずっと女性不信でした

 しかし、この経験をバネに高校時代は受験勉強に打ち込み、大学は医学部に現役合格。その後も医師として着実にキャリアを重ね、現在は故郷の隣県にある県内有数の総合病院で忙しい日々を送っています。

 ちなみに元カノとは別れて以来、1度も会っていませんでしたが、27歳のときに約12年ぶりに再会することに。中学校の同窓会があり、彼女も参加していたそうです。

人を見下す態度は当時と変わらず

同窓会

「当初は仕事が入っていたので欠席する予定でしたが、出勤シフトの変更で休めることになり、急きょ顔を出すことにしたんです。連絡を取り合っていた数人の友人を除くと、大半が中学卒業以来だったので自分のことを覚えてるかなって不安はありましたけどね。それでもみんな気さくに声をかけてきてくれて、当時に戻った気分になれました」

 そんな中、元カノも栗沢さんに気づき、声をかけてきましたが挨拶の次に出てきたのが「なんかみすぼらしい格好してるけど、ちゃんと働いてるの?」と侮辱とも受け取れる言葉。別れた時とまったく変わらない人を見下す態度に思わず言葉を失います。

「確かに、ファッションには疎くて、この日着ていたのは紳士服量販店で買ったままクローゼットに眠っていたノーブランドのジャケットでした。髪の毛も忙しくて散髪になかなか切りに行けず、伸び放題でボサボサだったのは否定しません。けど、いい歳した大人なんだし、どうしてそんな言い方しかできないのかなとは思いましたね

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