「勉強の本質と意味」とは？韓国の大ベストセラー

『勉強が面白くなる瞬間』（パク・ソンヒョク,吉川南、ダイヤモンド社）

　日本以上に受験へのプレッシャーが強い韓国で「伝説の勉強バイブル」として読まれている『勉強が面白くなる瞬間』の日本版が第2位にランクインしました。本書を読んだ中高生の98.4％が「勉強したくなった」と回答しているほど、韓国では多くの人に読まれている本だそうです。

　本書の著者のパク・ソンヒョク氏は、韓国の片田舎に生まれ、満足に勉強する環境に恵まれませんでした。しかしある時、一念発起し、名門大学に複数合格する快挙を成し遂げます。勉強の本質について著者はこのように語ります。勉強の本質は、テストの点数や順位ではなく、無数の人がやっと見つけた知識と知恵を手に入れることである、と。それを学ばないのは、あまりにも申し訳なく、もったいないことであると言い切ります。

　そのほかにも、勉強を通して、「積極性」や「自制心」「目標達成能力」など自身の心を鍛えることができるとも言っています。このように小手先の勉強テクニックではなく「勉強」することの本質と意味について著者自身の言葉で語っています。受験を控えている学生だけでなく、大人が読んでも、勉強したくなる一冊でしょう。

人気ビジネス系Youtuberが本気で紹介

『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』（ハック大学 ぺそ、アスコム）

　3位の『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』の著者であるハック大学ぺそさんさんはYouTubeチャンネル「ハック大学」を通じて、仕事術、キャリア戦略などビジネスに役立つ情報を発信しています。チャンネル登録者数25万人を超える人気Youtuberですが、外資系金融機関に勤める現役のビジネスパーソンの顔も持つ兼業Youtuberでもあります。

　彼によると、説明が下手な人には4つの特徴があるそうです。＜自分が伝えたいことだけ話す＞、＜毎回同じ人にダメ出しされているのに「攻略法」を考えない＞、＜自分が理解し切れていないことを説明しようとする＞、＜「説明の技術」を熱心に学ぶけれど実践しない＞。

　あなたは当てはまっていませんか？ 日々、伝えることにこだわっているぺそさんだからこそ、説得力がある本書。実践的な説明術を学びましょう。