「エントツ」タクシーには要注意!タクシー業界のウラ用語
A.メーターを動かさず走行し、運転手が料金を着服すること
最近のタクシーのメーターはスイッチを入れて動かしますが、ひと昔前は立っている「空車」の表示を横に倒すことで動き始める仕組みでした。
このことから、メーターを動かさず走行する不正行為を「エントツ」と呼びます。メーターを動かさずに目的地へ到着した運転手は「メーターを動かすのを忘れていました、いつもはいくらぐらい掛かりますか?」と言って、料金を支払わせます。
その際、相場より低い金額にすれば、お客さんも「得をした」と思ってクレームになりにくくなります。メーターを動かさなければ、タクシー会社側は金額を把握できないので、料金を丸々自分の収入にしてしまうのです。
これは「窃盗罪」に当たり、タクシー会社にバレれば解雇される可能性があります。
近年、ほとんどのタクシーはGPSを装備しており、会社側が走行状態を細かくチェックできるようになったため、「エントツ」はほとんど行われなくなりました。
もしメーターを動かさずに運転手に支払いを要求された場合は、速やかに警察かタクシー会社へ連絡し、抗議しましょう。
Q.「籠抜け」とは?
「この間、籠抜けがあったらしいよ」
大道芸でも、忍者が出没したのでもありません。実は深刻なその意味とは……。