24歳まで彼女ナシの非モテ男がアプリで金髪美女と結婚するまで
マッチングアプリの出会いは恥ずかしい?
次のデートの約束も決まり、3回目のデートでお付き合いがスタート。アプリは不要になったので一緒に削除しました。
そして、交際して1年で同棲、さらに1年後には晴れて入籍することになりました。順調にステップを踏めたのも、プロフィールで一致していた「3年以内に結婚したい」という意思が後押ししたようです。
マッチングアプリでの出会いは、周りの人からどんな反応があったのでしょうか。
「母親からは『新聞でちょうど読んで、わたしもいいと思っていたのよ!』と言われましたね。親世代のお見合いとあんまり変わらないと思ってくれたようです」
友人たちも好意的に受け取ってくれました。
「一度だけ、友達に『結婚式で、出会いのきっかけを話すときマッチングアプリだと恥ずかしくない?』と言われたことはありましたね。でもマイナスな反応はそれくらいです。それに実際の自分の結婚式では普通に公言しました(笑)。使っていた数年前に比べたら十分知名度はありますし、抵抗ないです」
メアリーさんも「出会った相手がお互い恥ずかしい人とは思っていないから全然ネガティブに思いません。逆にこんなにいい人に出会ったよって思っているくらいです」と誇らしげです。
マッチングアプリは結局、いくらかかる?
見事な成功例でしたが、マッチングアプリでどれくらいお金がかかったのか気になるところ。女性は基本的に無料ですが、男性だと利用料がかかります。
「月額3000円で、さらに追加いいねやメッセージを送るために課金して、4か月契約してたので1万6000円くらいですね」
意外といい値段すると感じた人もいるのでは……?
「僕自身は、とても安いと思うんですよ。結婚相談所だったら数十万円しますし、婚活パーティーは2時間で5000円くらいかかりますから」
マッチングアプリで成功するための方法は?
お二人にマッチングアプリを利用する上でアドバイスをいただきました。
「時間をおいてマイペースにやってほしいと思います。見ているだけであっという間に時間が過ぎてしまいますし、時間を費やしすぎると疲れちゃうので無理のないようにやったほうがいいです」(福井さん)
「どんな人と出会えたら結婚できそうか明確にしておくといいと思います。ただ『かっこいい人』ではなく、どんな性格でどんな話題で盛り上がってどんな趣味が共通しているといいのか。なるべく具体的にすると相性のいい人を見つけやすいと思います」(メアリーさん)
入籍後すぐに子どもにも恵まれ、現在メアリーさんは妊娠8か月。幸せそうなお二人を見たら、たかがアプリなどと侮ってはいられないでしょう。
<取材・文/ツマミ具依 イラスト/中西トモナオ>