部屋干しの生乾き臭が…「ズボラな彼氏」をゲットした思わぬ一言
どうにか付き合いたいと狙っている人のニオイに違和感を抱いたら、あなたならどうしますか? 三浦砂羽さん(仮名・24歳)は、違和感をキッカケに、強敵だったライバルたちとの差をつけ、大好きだった職場の先輩をゲットしたのです。
三浦さんは、入社してからずっと気になっていた職場のI先輩(27歳)が、長年付き合っていた彼女と破局したことを耳にし、どうにか付き合いたいと考えていました。けれど先輩は、職場の人気者。常に女性がまわりにいるような状態でした。
職場のムードメーカーで人気の先輩
「先輩は仕事こそできず上司に注意されることもよくありましたが、職場のムードメーカー。イケメンでやさしいこともあり、職場の女子たちからも人気がありました。そのため、猛烈なアプローチを見かけることもあったのです」
けれど職場の仲間ということもあり、「真剣告白」ではなく、「冗談っぽくアプローチしてみてI先輩の様子を見る」という女子ばかり。「雰囲気がよく、のびのびとした職場だったので、気まずくなって仕事を辞めるのは嫌という女子が多かったようです」と三浦さん。
「ベンチャー企業で給料もよかったので、私も辞めたくはありませんでした。アットホームな会社だったので先輩との接点も多く会話もよくかわしてはいましたが、ほかの女子たちに勝てる話題もなく、猛烈なアプローチに入っていける隙もありません」
思い切って先輩にある疑問を投げかける
そんなある日、先輩と仕事の話をしていた三浦さんは、微かな生乾き臭に気づきます。先輩は香水をつけていましたが、そのニオイはどう考えても、I先輩から漂ってくるようでした。キツイ冗談も言い合える仲だった三浦さんは、思い切って先輩にある疑問を投げかけます。
「勇気を振り絞って、『I先輩、彼女と別れて独り身になったからって、洗濯物を部屋干しばっかりしてません?』と聞いてみたのです。いまとなっては、よくあんな失礼な質問ができたと恥ずかしくなりますが、あの質問がなかったら『いま』はなかったと思います」
I先輩は赤面しながら恥ずかしそうに、「え? 生乾きのニオイとか、する……?」と、聞き返してきたのだとか。あとには引けず「臭いです」と三浦さんが小声で言うと、いつもはオープンで何もかも曝け出す印象だったI先輩が、小声でつぶやきます。