男の口からニンニクの悪臭が…30代女性「最悪な旅行の思い出」
激臭の正体が明らかに
そして就寝時、さらに追い討ちをかけるような出来事が河野さんを襲います。
「頭が中心になるように、布団を2枚ずつ敷きました。一日中、観光して疲れていたため、いち早く寝ようと目をつぶった瞬間、頭上から何やら悪臭がじわじわと漂ってきたのです。ハッと上を向くと、そこにはラーメン屋でニンニクをたっぷり入れたぽっちゃり体型の友人の頭が……。そこで、観光での幸福感が絶望へと変わっていきました」
友人からの悪臭で、なかなか眠れない河野さん。ですが、友達に指摘することもできずにいました。そのときの心情をこう語ります。
「臭いを指摘されるのって傷つくじゃないですか。しかも、言ったところでニンニクの臭いが消えることはないので、ひたすら耐えていました。とはいえ本人は気づいていなかったようで、少しイライラしましたね。一日の疲れを癒す旅館での宿泊が台無しです」
悪臭を耐え抜こうと我慢
そんな河野さんの気持ちに気づくはずもなく、その友人はお構いなしに行動します。
「さらに友人はうちわを仰ぎ出し、臭いが風で襲いかかってきたのです。友人が寝るまで、この悪臭を耐え抜こうと我慢していました。ですが、やっと寝たと思いきや次はいびきをかき始め、結局、私は一睡もできないまま次の日を迎えました」
次の日からは臭いのする料理は頼まなかったものの、残り2泊もいびきの音で寝れなかったといいます。結局、3泊4日の旅行は絶不調で終わり、最悪の思い出のまま幕を閉じたのでした。
<TEXT/Honoka Yamasaki イラスト/zzz(ズズズ)@zzz_illust>
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