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2000万円貯蓄した人気YouTuberが教える、節約のコツ「本気なら見直しを」

コラム

選択肢を絞って“脳のメモリ”も節約

脳

 外食するにもカネに糸目をつけなければ、選択肢は増えていく。加藤氏によれば、取捨選択する情報が多いほど脳は疲弊するという。

「一方、『1食あたり1000円』など、使える額に制限があると、自ずと選択肢が絞られるので、ワーキングメモリを浪費せずに済みます。その分、仕事や勉強など、本当にやりたいことに集中できるようになるのです

 私もアメリカで貧乏生活を送っていたとき、使える額を一日10ドルと決めていたので、必要なものしか買わなかった。かえって研究に集中できましたね」

限られた予算内で、何を最も重視するか

 ただし、節約といっても、漠然と激安スーパーを巡るなどの方法はNG。

「重要なのは、自分の中で選択の基準をクリアにしておくこと。限られた予算内で、何を最も重視するか。これがはっきりとしてれば、判断力が研ぎ澄まされ、QOLも上っていくはずです

 節約は我慢するだけの行為ではない。自分にとって本当に必要なモノは何か、突き詰めていく作業でもあるのだ。

<取材・文/週刊SPA!編集部>

【くらま】
YouTuber。おカネに関する情報を発信する、チャンネル登録数は21万人。奨学金300万円を1年間で完済し、現在の資産は2000万円に

【加藤俊徳】
脳内科医。加藤プラチナクリニック院長。株式会社「脳の学校」代表。独自に開発した加藤式脳画像診断法を用い、これまで診た患者は1万人超

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