家飲みでプロが必ずやる!ジントニックが「劇的に美味しくなる」ポイント2つ
キンキンに冷えたビールやハイボールもいいけれど、なんだかちょっとマンネリ化してきた……なんて人におすすめしたいのが「ジン」。
近年クラフトジンが流行っていたり、サントリーの「翠」が売れていたりと一般的に楽しまれるお酒として徐々に浸透してきた。とはいえ、お店で飲んだことはあっても、自宅にジンを常備している人はそこまで多くないだろう。
今回の記事では、J.S.A認定ソムリエの筆者が、コンビニやスーパーでも手に入るお手頃ジンを使ってジンの代表的なカクテル「ジントニック」と「ジンソーダ(ジンリッキー)」のレシピを紹介する。ひと手間加えるだけで、劇的に美味しくなるテクニックもあるのでお見逃しなく!
使うジンは「ビーフィーター」
作るにあたって下記のものを用意してほしい。
・ビーフィータードライジン
・ライム
・ロックアイス
・炭酸
・トニックウォーター
・バースプーン、メジャーカップ、グラス
バーで飲むジントニックやジンソーダはシンプルながらも奥が深いカクテル。店によって使うジンやスタイルも違うため、バーテンダーの個性が表れると言っても過言ではない。カクテルで使うジンで代表的なのは「ビーフィーター」「ゴードン」「ボンベイサファイア」「タンカレー」の4種類だ。
それぞれ味わいや香りに特徴があって好みは分かれるが、今回は最もリーズナブルで手に入りやすい「ビーフィーター」(希望小売価格:1160円)をチョイス。創業から200年以上経った伝統的なジンで、ライムをはじめとする柑橘類との相性も良く、カクテルのベースとして使用するバーも多い。
プロが家飲みで必ずやること
「自宅で作るカクテル」というテーマなので、誤解を恐れずに言えば基本的にはジンと割りものを1:4で入れれば完成する。ただ、さらにおいしくいただくために気をつけるべき点があるので、筆者が家飲みの際に必ずやっていることなどを紹介していこう。
ポイント1:グラスとジンは冷凍庫でキンキンに冷やしておく
まずはビーフィーターを冷凍庫で冷やしておくことが重要。アルコール度数が高いので、冷凍庫に入れても凍ることはない。また、本来バーではグラスに入れた氷を混ぜることでグラス本体を冷やすが、「めんどうだ!」と思う人はグラスごと冷凍庫に入れてもOK。
大事なのは「氷とジンとグラスの温度差を少なくすること」だ。ジンやグラス内の温度が高いと、注いだ瞬間から炭酸がはやく抜けていってしまう。しかしこのひと手間をかけることで炭酸が抜けにくくなり、最後の一口まで美味しくいただける。また、口当たりの柔らかいワンランク上のカクテルにするために、グラスは薄張りのものを使うのがおすすめだ。