「毎日が退屈で自己嫌悪になりそう」そんな悩みに、小原ブラスの回答は
「あみぐるみ」が趣味だった僕の母
例えば僕の母は仕事の片手間に「あみぐるみ」を作る趣味をもっていました。正直、息子としてはそんなの売れるものでもないし、売ったとしてもお金にならないから無駄だと思っていたのですが、母はその編みぐるみを制作する方法や教材をネットオンラインサロンで出してみたところそれがプチヒット。
今では趣味だった編みぐるみ一本で生活できるようになりました。これもプライベートの時間を成功につなげた一例ですね。
僕の場合、仕事の片手間に世の中への不満をコラムを書くようになったことがきっかけで、世に知ってもらい、テレビへのオファーをもらってタレント活動をするようになりました。知り合いに「コラムを書いてみないか?」と提案された時に「文章を書くのが面倒くさそう」とトライしてみなかったら今の僕はいないはずです。いや、むしろ“その友人と出会うための飲み会に参加してなかったら”ですね。
プライベート時間は何かをやれ!
結局、人生の大半である仕事を充実させるためには、ほんの少ししか残されていないプライベートな時間を充実させるしかないのかもしれません。仕事かプライベートかどちらかが充実するのではなく、仕事が充実すればプライベートも充実するし、プライベートが充実し始めたら仕事に繋がる可能性があるのです。
その肝心の趣味が見つからないんだ! と思うかもしれませんが、見つからないと言えるほど何かに挑戦してみたのでしょうか。絶対退屈だろうと思っていたゴルフ、やってみて初めて面白さがわかった! なんてことは世の中にいくらでもあるのです。体験してつまらなければ違うことを試せばいい。観葉植物を育ててみるでもいい、油絵を描く体験をしてみるでもいい、カクテルを作ってみるでもいい……なんでもいいのです。
今の仕事になんとなく不満がある時、こんな人生でいいのかなと思っている時に絶対にやってはいけないことがひとつあります。それは休日に家でゴロゴロして過ごすこと。せっかくのチャンスタイム、プライベート時間は何かをやれ! 誰かに会え! それが何かのきっかけになるかもしれないのですから。
<TEXT/ピロシキーズ 小原ブラス>