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3500万運用×年200万貯金の「シングルマザー投資家」に聞いた、資産の増やし方

コラム

 物価の上昇が止まらない今日この頃。節約をしようと家計を見直す方も多いのではないだろうか。特にひとりで子育てをしている世帯は苦労が多いイメージがある

母親 シングルマザー

※画像はイメージです

 平成28年(2016年)度「全国ひとり親世帯等調査結果報告」によると、母子家庭における母自身の平均年間就労収入はおよそ200万円、父子家庭における父自身の平均年間就労収入は398万円となっている。この結果からも、特にシングルマザーの生活は困窮しがちなことがうかがわれる。

 そんななか、3500万円の運用と年間200万の貯金に成功しているというシングルマザーが「みや@シンママ×長期インデックス投資」さん@miya_invest)だ。今回はどのようにしてそこから資産を増やしたのか話を聞いた。

5年弱の結婚生活を経て離婚した

 離婚当時に手元にあったのは、みやさん名義の定期預金1000万円と、慰謝料がわりにもらった預金500万円弱の計1500万円ほどだった

 みやさんは20代で結婚・出産し、5年弱の結婚生活の末、2009年頃に離婚。現在は小売店勤務をしながら、高校生の息子さんと2人で暮らしている。コツコツと資産形成を行うようになったのには、離婚が大きく影響しているという。

「元旦那は『お金なんてなくても何とかなる!』という、私と正反対なタイプでした。自分にないところに魅力を感じたのですが……。離婚の理由は2度の借金です。1度目は結婚から半年後に発覚しました」

「あ、もう無理だ」と家を出た

みやさん

みやさんの写真。「アプリ加工でほぼ別人です!(笑)」とのこと (※本人Twitterアカウントより引用)

「内容は、『友人の借金の連帯保証人になったものの本人が逃げてしまい、利息が膨らみ、どうしようもなくなった。消費者金融などから500万円近く借りている』というものでした。

 聞いた時は手が震えて、頭も真っ白で心臓もドキドキして『どうしよう!』としか考えられませんでした。独身時代からの私の貯金を崩して、話を聞いたその日のうちに慌てて返済しました。それからしばらくは消費者金融のCMを見るだけでもドキドキして軽くパニックになるくらいの出来事でした。

 でも元旦那はそこから借金の怖さを学ぶのではなく、『借金してもなんとかなる』と別の方向に学んでしまったんですね。約3年後に500万円ほどの借金が再び発覚して、その時はもう子供もいたので『あ、もう無理だ』と思ってすぐに家を出ました

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