西野七瀬28歳に聞いた、乃木坂から女優業へ「自己評価はいつもゼロに」
「恋」を定義するなら?
――自己評価は低いとのことですが、本作での北代もとてもステキですし、昨年公開された『孤狼の血 LEVEL2』では複数の賞を受賞しました。意識の上で変化はありませんか?
西野:ビックリしましたし光栄でしたけど、特に賞が欲しくてお仕事しているというわけでもなくて。ただ、こんなにもたくさんの方に「おめでとう」と言ってもらえて素直に、すごく嬉しい、喜ばしいことだとは思っています。でもあまり自分自身のなかでは意識の変化はないです。
――ありがとうございます。最後に、いまの時点で西野さんが「恋」を定義するなら?
西野:映画の中でも恋の定義はたくさん出てきますが、結局、答えは出ていません(笑)。でも誰かのことをふと考える時間とか、そういうのっていいものだと思うし、たとえば美味しいものを食べたときに、「これ食べて欲しいな」とか、キレイな景色を見たときに「見てほしいな」とか、共有したくなる気持ちが恋なのかなと。それに恋って、対人に限らず、なんに対してもできるものなのかなとも思います。
<取材・文・撮影/望月ふみ>