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トイレは上司との会話に最適?出世する男は「35秒」をうまく使う

学び

1)ポジションを確認:重い話はNG

 まず、みなさんに理解してほしいことは、トイレは上司にとっても、唯一息を抜ける安らぎの場であるということです。その邪魔をしてはいけません。

 業務の相談や意思決定を求めるなどの重い話や、トイレだけに“ケツ論”を求める話題をふることは、心地よい環境から緊張の環境に引きずり出されることを意味し、出るものも出なくさせてしまいます

 また、平均35秒間と言う短い時間であることも、深い話が出来ない理由のひとつです。まして、実際には、お互いに入室に時間のズレがありますので、35秒よりも短い時間になるはずです。同時に「位置について、尿意、ドン!」とスタートするわけではないのです。

 安らぐ時間の邪魔をせず緊張感を排除させつつ、心地よい刺激を与える程度で十分なのです。刺激とは、いうなれば、皆さんが、トイレという静寂な池に石をひとつ投げ入れ、その波紋を上司と共に見つめ合う場であると理解してください。

2)話題を溜める:定番を仕入れておく

考える人

 溜めるとは、尿のことだけでなく、普段から話題を溜めておくことを意味しています。繰り返しになりますが、心地よい場を維持するだけで十分なわけです。

 定番の「天気・気候、近所のランチの店の話題、健康に関する話題」を仕入れて事前に準備しておきましょう。普段から溜めていればいつ、だれと一緒になっても、慌てることはありません。

 くれぐれも、「ウケ狙いの笑い」「奇抜な話」「第三者の話題」「過剰な失敗談」はしないでください。短い時間ゆえ失敗した後のリカバリーができずに、しらけた雰囲気で別れることになります。濡れた床面が多いトイレでは「すべらない話」として笑いをとることは難しいのです。

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