元ユニクロ最年少役員が語る、38歳での挑戦「最悪なタイミングだった」
「キャリア版ライザップ」をはじめる
――最後に、この先のトーチリレーはどういった展開を考えていますか?
神保:この春、“キャリアトーチング”という新規事業を立ち上げました。トーチングを行う中で、お客様からの要望も多かったため、1か月間くらいその人のキャリアについて一緒に考えて寄り添うという、ざっくりいえば「キャリア版ライザップ」のようなサービスです。短期集中で徹底的に“その人のキャリアに伴走する”というサービスを有料で展開するものです。
私が行う90分のトーチング面談は未来永劫ずっと無料でやっていくつもりです。でも有料のキャリアトーチングはおそらく従業員2名では回せなくなるので、これから仲間を増やして徐々に大きくしようと思っています。
<取材・文・撮影/大川藍>
【神保拓也】
株式会社トーチリレー代表取締役。三菱UFJ銀行、外資系コンサルティング会社を経て、ファーストリテイリングに入社。35歳で史上最年少の執行役員に抜擢。2020年より現職。これまで1000人以上の悩みに向き合ってきた経験を基にした著書『部下・同僚・チーム、あなたの心に火を灯す新常識 悩みは欲しがれ』(KADOKAWA)を2022年に出版