「脱ユニクロ」でもっとオシャレに。1万円台のおすすめブランドも
良質アウターがもたらす補正効果
加齢による体形の変化や顔の弛みは、それまで似合っていた服が安っぽく見える原因のひとつです。のべ5000人の買い物に同行してきたため、自分も含め、さまざまなケースを見てきたからこそ理解できたのですが、年齢とともに「身体を立体的に見せる」パターンの上着が似合います。特にジャケットなどのテーラードはなおさらです。
たとえば同じように見える紺ジャケットであったとしても、ディスプレイされている状態では、どれも同じように見えるかもしれません。ですが袖を通したとき、はじめて違いに気づきます。これはユニクロのアウターでは味わえない感覚です。もちろん値段が高いからといって、良質とは限りません。
モノによっては、ユニクロのほうが圧倒的に良いことも多々あります。それでも年齢とともに生じる体形の変化に対応するには、体形をカバーする補正効果を求めたいのです。
試着可能?ファッションアプリの活用
「ZOZOTWON」や「SHOPLIST」など、ファッションアプリが増えていますね。私自身「ZOZOTWON」や楽天のアプリで洋服を購入することもあります。返品無料や試着サービスなども充実しているため、近所に洋服屋さんがない遠方の方にとっても利便性が高いサービスです。
ちなみに先ほど紹介したセカンドラインのブランドも「ZOZOTWON」「楽天市場」で扱われています。また各社とも、お気に入り登録しておくだけで、値下げ通知やクーポンが届くため、購入タイミングによっては実店舗よりお得にゲットすることもできるのです。まずはこの中から1つだけでもダウンロードしておくのもいいでしょう。
ファッションアプリの活用については、2通りの需要があります。ひとつは店舗に並ぶ洋服をショールーム感覚で確認して、気に入ったものをアプリで購入するパターンです。
もう一方は、雑誌感覚でアプリを確認して、気になるアイテムを見つけた際、店舗で試着するパターン。「ショールーミング」や「ウェブルーミング」と呼ばれる現象ですが、いずれにせよ店舗とファッションプリを駆使することで買い物の幅は広がります。いつもの服はユニクロであっても、ちょっとしたよそ行きアウターとして、ちょっといいモノにチャレンジしてみましょう。
<TEXT/服のコンサルタント 森井良行>