唐田えりか×山下リオ×伊藤沙莉、「女優に向いてないと思った瞬間」
――本作のベースは恋愛です。冒頭での朝子(唐田)と麦の運命の出会いはありだと思います?
伊藤:あんまり分からない。
山下:憧れるよ。
伊藤:そう? あんまり。
山下:一目ぼれってことでしょ。ロミオとジュリエット的な。
唐田:私も一目ぼれはしたことないけど、憧れはありますね。
山下:私、小学校のときに一目ぼれした人を、8年間くらいずっと好きでした。
唐田&伊藤:すごい!
伊藤:一目ぼれというか、運命の恋っていうのなら、ちょっと憧れるかな。
唐田:(伊藤)沙莉ちゃんは結構現実的だもんね。
伊藤:疑っちゃうんですよ。そんなすぐに私のことを好きになるわけない。お金とか騙し取られるのかな、殺されるのかなとか思っちゃう。
山下:なに、それー(笑)。
お互いのシーンでスゴイと感じたところ
――本作では恋愛パートのほかにも、友情関係も心に残りました。一見、すごく難しそうな作品に思いがちですが、笑えるシーンも多いです。特に伊藤さんが演じた春代のシーンとか。
伊藤:笑わせようと思ってやってはいないんですけどね。
山下:その顔がさ、もう冗談なのか何なのか、分からないもん。
伊藤:いや、本当に。不思議だったのが、試写で両隣が瀬戸(康史)さんと(渡辺)大知くんだったんですけど、まあ、私が出ると笑うんです。麦と再会して、「写真だけ撮らせて!」って言ってるシーンとか、マジで笑う。
――私も笑いました。
唐田&山下:私も。
伊藤:いやいや、あそこはガチで笑い取りに行ってないから! でもそこが春代のいいところかなって。