デート中にいきなり“推し”を撮影。彼女の趣味にLINEで注意した話
最近流行りの“推し活”。恋愛関係では味わえない気持ちのたかぶりが体験できる趣味かもしれません。でも、好きすぎるあまり、時には度を越してしまって周りが見えなくなることもありします。
今回は、彼女の“推し活”に振り回されてしまった男性のエピソードを紹介します。
控えめな感じが告白の決め手
食品関係卸の会社に勤める誠也さん(仮名・25歳)は、大学の時に喧嘩別れして以来、彼女なしの毎日でした。まだまだ新人扱いの職場では、いろんな上司からの頼まれごとに振り回されながら、平日はヘトヘト状態で自宅と会社の往復ばかり。
そんななか、たまたま会社帰りに立ち寄ったペットショップで瑞穂さん(仮名・23歳)と出会います。
「もともと実家では犬を飼ってて、ある日、会社帰りに駅前のペットショップにふと立ち寄ってみたら、以前飼っていたチワワがいたんです。そこからお店に足を運ぶうちに店員の瑞穂と仲良くなり、ショップ主催の“わんちゃん運動会”を手伝ったのがきっかけで付き合い始めました。瑞穂は大人しいタイプで、自分からはあまり積極的には話してこない性格なんです。そんな控えめなところに惹かれました」
彼女に“推し”ができて…
ある時、そんな瑞穂さんが、女性の間で人気急上昇中のJ-POPアイドルグループにはまりました。最初はサブスクで曲を聴いて満足する程度だったのが、徐々にCDやグッズを購入したり、SNSで知り合った同志とコンサートにも行くほどにまでなったのです。それ以降、良くも悪くも平凡だった彼女のSNSは、“推し活”の話題がほとんどを占める状態へと変化していきました。
「彼女は、もともとSNSとかはあまり好きじゃなかったんです。でも、最近は僕にLINEで“推し活”ぶりを報告してくるんです。その報告のおかげで通知だらけです。ただ、楽しそうな彼女の姿が愛おしくて、なかなかやめてくれとは言えなくて……(笑)」