病気で休職したらもらえる「傷病手当金」って?――今さら聞けない社会保険
支給される金額は、過去1年間の標準報酬月額の平均×3分の2。期間は支給開始した日から最長1年半ですが、途中で職場復帰したらどうなるのでしょうか?
「引き続き働くことができなければ、1年半給付を受けることができますが、もしそれまでに治らなかったとしても延長はありません。もし1年半未満で仕事復帰したら、その時点で支給は終了となります」(澤上さん、以下同)
ただし、同じ病気で再び休業した場合は、通算でカウントされます。が、「もちろん、別の病気や怪我で再び傷病手当金を受給することになった場合は、審査のうえ、新たな支給対象となる可能性があります」とも。
退職後の傷病手当の申請は注意が必要
注意が必要なのは、退職後に傷病手当を申請する、または受給開始してから退職した場合は条件があることです。
「退職日前に1年以上継続して被保険者期間があり、退職する時点ですでに傷病手当金をもらっていた、もしくは先ほどの1~3の条件を全て満たしている場合であれば、退職後も引き続き支給を受けることができます」
退職後の傷病手当金の申請については、早めに調べておいたほうが良さそうですね。
<取材・文/絶対に終電を逃さない女 @ypfigth>
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