「頭痛い…」毎日のようにLINEで体調が悪いと報告してくる女友達の狙いとは
家族や友人、また恋人など大切な人が体調不良だと聞くと、心配でたまらなくなってしまう人も多いでしょう。その日はずっとその人のことを考えてしまうということもあるかもしれません。
今回はそんな体調不良の友人を心配する男性が体験したエピソードです。
大学時代からの仲のいい趣味友達
都内の通信会社で働く佐伯辰徳さん(仮名・25歳)は、大学時代に入った映画サークルがきっかけで今も週に2回は映画館に行くほどの映画好き。ネットで知り合った映画好きの友人たちとも頻繁にLINEで連絡を取り合い、一緒に映画や食事に行くこともありました。
「男女合わせて10人の映画仲間がいたんですが、とくにRさんという僕より2歳年下の女性が出会った当初からよく話してくれて。かなりの映画マニアで知識も豊富で、話していてとても楽しくて勉強になるんです。そんな彼女からのLINEがここ1か月ほど以前よりも頻繁になっていたんですが……」
はじめは映画をおすすめし合うなど和気あいあいとしたLINEのやり取りだったようですが、次第にRさんからのLINEはネガティブなものに変化していきます。それは佐伯さんに体調不良を訴えるものでした。
体調不調アピールに病院を勧めるも…
RさんからのLINEは「頭痛が激しくて辛い」「熱がありそう」などが多く、そのたびに佐伯さんは心配して病院に行くよう勧めていました。しかし、何度助言してもRさんは忙しさなどを理由に病院に行こうとはしません。
「もし重い病気の前兆だったら怖いですし、本当に心配していました。でも全然病院に行ってくれなくて、なんで? という疑問を持ち始めていたんです。そんなときに映画仲間の1人であるKくんという男性から食事に誘われて、その際にRさんが体調不良などなく元気であることを聞いたんです」
たまたま会話の流れでRさんについて聞くことができた佐伯さん。これまで何度も体調不良を訴えられていたことをKさんに話します。するとKさんは一瞬、「マズイ」という顔をしたあと、本当のことを教えてくれたのです。