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東大&京大卒の“超高学歴アイドルユニット”が爆誕。普段は会社員も「才能を無駄使いしていきたい」

暮らし

自分たちの救済のためにできたユニット

学歴の暴力

なつぴ なつさん

――いろいろと追い越しましたね(笑)。すでに名前は決まっているし。

えも:もう話す前から決めていましたね。私は東大の女の子と2人だったら何か面白いことができるんじゃないかなと思って声をかけて。ある意味、「学歴の暴力」は私たちの救済のためにできたユニットなんです。

なつ:これまで、ももクロ、AKB48とかいわゆる“王道のアイドル”が好きだったから、最初はイロモノな感じはしましたが、自分の強みが活かせるから、いまでは気に入っている名前です。誘われたタイミングも良くて、社会人になったらすっぱりアイドルを諦めるところだったので。

何もない私が唯一できたのが「勉強」だった

学歴の暴力

えもり えもさん

――過去にアイドルになるべく、メンバーに応募した経験はあったんですか?

なつ:はい、たくさんオーディションは受けていたのですが、可愛くもないし歌もダンスもできるわけじゃないから全く受からなくて。それで病んでいたっていうのもあるんですが……。そんな中でも、唯一できたのが「勉強」で、何もないんだったら、せめて学歴だけでも残そうと、一念発起して東大を目指したんです。

えも:私は全然アイドルにハマっていたわけでもなく、きっかけは「オタク」。大学の時にメイドカフェでアルバイトしていたんですが、そのとき「あっ、オタクの人と話すの楽しいな」「チェックシャツで黒縁眼鏡の見た目も可愛いな」って気づいて。そういうたち人が集まるのがアイドル現場だったんです。だったらアイドルになったら、好きな見た目の人をずっと眺めていられると思って。

――京大のメイドカフェ嬢っていうのはなかなか珍しいですね。えもさんも、ずっと勉強ができたタイプですか?

えも:全然です。仲が良かった子たちが、塾での“最強メンバー”みたいな感じで、みんな京大、東大志望だったので、それに何とかついていった感じですね。本当は衣装作りとか、デザインするのが好きだったので、美大に行きたかったんです。「学歴の暴力」の衣装も全部作っています。

なつ:女性が勉強できても、それを知ってもらう機会も少ないし、それで「好きだよ」なんて言われることもない。それよりも「顔がかわいい」とかに能力がまわって欲しかったなと思います……次の新曲タイトルは『バカでも良いからかわいくなりたい』にしようか。

えも:あー、いいね(笑)。

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