「AKB48に入りたいです」と言った女子生徒の2年後に鳥肌…。“異色の学ラン集団”が語る、応援の力
AKBメンバーから一言に鳥肌が立った
「団長、私、2年前に応援してもらった後藤萌咲(もえ)です! あの日の応援のおかげでAKB48に入ることができました。ありがとうございました!」
鳥肌が立った。応援には力がある。本気で夢の実現に立ち向かう人にとって、応援の効果は計り知れないほどでかい。
僕らの応援は、萌咲ちゃんの心に火を灯(と)もした。もちろん立派だったのは、その火を燃やし続けた萌咲ちゃん本人であることは言うまでもない。萌咲ちゃんの話で一番嬉しかったのは、「あの応援をきっかけに、先生も友だちも両親も、みんなが応援してくれるようになったんです」という言葉だった。
夢を語っても笑われない社会をつくる
あの日、僕が厳しく咎めた意味を、ほかの生徒たちもしっかりと理解してくれていたことが何より嬉しかった。子どもたちは、大人が真剣に何かを伝えれば、ちゃんと受け取ってくれるものなんだ。子どもたちが卑怯な態度をとるとしたら、それは中途半端な態度で子どもに接している大人の責任なんじゃないのか。
周囲の人に支えられる夢は叶う。あのとき手を挙げた萌咲ちゃんは本当に立派だった。そしてその萌咲ちゃんも今はAKBを卒業し、新しい道を歩み始めている。青空応援団はあの日の彼女のように自分の夢を堂々と語り、その実現に向けてチャレンジする人のために、全国各地で応援のエールを送っています。
目標は「人が夢を語っても笑われない社会、頑張っても笑われない社会をつくる」こと。この記事を通じて僕たち青空応援団の活動を知ってもらい、僕らの仲間になってもらえることを願っています。一緒に世界を変えようよ。
<TEXT/青空応援団初代団長 平了>