賃貸vs持ち家、結局どっちがお得なのか?不動産ウラ業者が教える“神知識”
持ち家vs賃貸はバランスシートで読め
どエンド:さておき、「bizSPA!」読者の皆さんにはちゃんとした人生を歩んで欲しい……。
かずお:結局、賃貸だろうが持ち家だろうが、毎月のキャッシュアウトは一緒なので、要は「B/S(バランスシート)」を膨らませるかどうかなんですよね。これ、自営業者でない若者には感覚分かりづらいと思うんだけど、家買うと借金も発生するんだけど、同時に借方に不動産という資産も発生してるので、いざとなれば家を売って現金化してローンの返済に充てることもできる。だからローン残高がそのまま借金として残る訳じゃないしリスクは限定的。
どエンド:普通の会社員だと住宅ローン以外であまり大きな借金ってしないですもんね。その実態はB/Sがでっかくなるだけ。
かずお:そう、実は全然怖くない。特にこの10年に限ってみれば、買った時の値段より高く売れるケースも多かったし。どエンド君は空室に悩む大家さんだから、いつも「賢い人はみんな賃貸!」って一生懸命プロパガンダしてるけど、一方で自身のB/Sは5億円まで膨らませて、パンパンにしてるでしょ。
「オープンハウスに卸そうよ」
どエンド:はい。バランスシートを膨らまして木造アパートに寄生することで生きています。
かずお:個人の住宅購入も一緒で、銀行に「こいつならきちんとローン返済できるだろう」と信用されるだけの与信があって、この先、下落しなさそうな立地でお家が買えるのであれば、買ったほうが得だよね。それこそ国と銀行が失敗しないように、いろいろ優遇サポートつけてくれてるんだから。
どエンド:とはいえ、買うとなるとマンションはいま高いし、不動産博打になりますけどねー。
かずお:どエンド君の空室目立つアパート潰して更地にして、オープンハウスに卸そうよ。それを20代の若者が買って住めばエコシステムが完成する(笑)。