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ペット好きな彼氏が「悪魔」に見えた!一瞬で別れを決意した冷たい態度

コラム

自分の犬が噛んだのに彼氏が舌打ち

ペット

 そのとき、2匹から目が離せなかった妹尾さんの目に衝撃のシーンが飛び込んできます。チワがブルに噛みついたのです。「キャイーン!」という悲しそうなブルの鳴き声に思わずブルを抱きしめようとしたとき、「チッ!」と舌打ちが聞こえます

「舌打ちしたのは、拓馬さんでした。そして、足でサッとブルを追い払う仕草をしたんです。噛まれたブルのことなんて、視界には一切入っていないといった様子でした。噛まれたのはブルなのに、ブルを噛んだ自分の愛犬チワを抱きあげて頬をこすりつけ、心配しはじめたのです」

 呆気に取られてしまい、気づけばその様子を呆然と見つめていたという妹尾さん。拓馬さんは、すぐに我に返った様子でブルのことを心配してくれたものの、ブルを噛んだあとの咄嗟の行動にドン引きしすぎて言葉も出なかったと言います

「アレが彼の本当の姿なのか?」

「ブルの傷は浅く、簡単な手当で済みました。治療費も拓馬さんが出してはくれましたが、最悪なデートになりました。それに、人間は予想外のことが起きたときに本性が出ると言いますし、『アレが彼の本当の姿だったのではないか』と思っています」

 その後、妹尾さんは拓馬さんとのお付き合いを解消。同棲前や結婚前に彼の本性を知ることができ、よかったと話してくれました。それと同時に、妹尾さん自身も愛犬ブルとの接し方について考えるよい機会になったとのこと。

 飼い主にとって愛犬は、とてもかわいい存在です。けれど甘やかすばかりではなく、まわりにいる人やペットたちとも気持ちよく空間を共存できるよう、愛犬をきちんと躾けておきたいものですね。

<TEXT/山内良子 イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>

-[動物・ペットの忘れられない話]-

フリーライター。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意です

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