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猫にやたら好かれる男性の嬉しい悲鳴「なぜか飼い主より懐かれます」

コラム

彼女の猫が亡くなり、涙が止まらない

 また、全国にはたくさんの猫が暮らす通称「猫島」と呼ばれる島が点在しますが、彼女と旅行でこれらの聖地を巡るのが恒例のイベントに。彼自身は普段から地方への泊まりの出張が多いこともあり、いまだ猫を飼うことができていませんが、「今の自分にとって猫との触れ合いは欠かせません」と熱く語ります。

「まさかここまで猫好きになるなんて想像できなかったですけどね。実は、彼女が飼っていた猫が病気で今年1月に亡くなってしまったんですけど、あのときは本当にショックで連絡を受けた日は仕事がまったく手につきませんでした

 ちなみに彼女の猫と最後に会ったのは亡くなる1週間前。すでにかなり弱っていて動くのも辛そうな状態でしたが、それでも彼が家に来ると嬉しそうな表情を浮かべて近寄り、いつものように甘えてきたそうです。

「今思えば、あの子なりの最後のお別れだったのかもしれません。飼っていたのはあくまで彼女だったといはえ、何年も一緒だったから家族みたいな存在でした。最後は2人でペット用の火葬場に行ったんですけど、あれは本当に悲しかったですね。今まで人前で泣いたことってほとんどないのですが、あのときは涙腺が決壊して止められませんでした」

結婚したら新しい猫を飼う予定

猫 カップル

 なお、彼女とは早ければ今年の秋にも結婚する予定とのこと。今はまだ気持ちの切り替えができていないそうですが、彼女との新居では猫を飼うことも考えています。

「別れは辛いですけど、自分にはなぜか心を開いてくれる猫が多いし、癒されるんですよね。でも、ペットショップに行くと、どの猫も可愛く見えちゃって。自分ではとても選べそうにないからそこは問題かもしれませんけど(笑)」

 猫から好かれ、自分も猫好きなのに飼った経験はゼロ。そんな彼の猫も一緒の新婚生活がどうなるのかは気になるところですが、これだけ猫への愛情があふれる方ならきっと温かい家庭になるかもしれませんね。

<TEXT/トシタカマサ イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>

-[動物・ペットの忘れられない話]-

ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中

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