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10兆円企業が誕生間近も…実は「薬で儲かっていない」ドラッグストア大手5社の明暗と戦略

ビジネス

調剤×M&Aで拡大する各社

M&A

 ドラッグストア各社はM&Aを通じて地場のチェーンを吸収しながら規模を拡大してきました。このような動きは今後も続くと見られます。M&Aでは新たな店舗を構える必要はなく低コストで拡大でき、その地域内の店舗を一気に自社のものにすることができます。

 一方でマツキヨココカラ&カンパニーが伸び悩んでいますが、他社と統合してウエルシアを超える超大型ドラッグストアチェーンが生まれるかもしれません。そして、出店戦略ではどの企業も調剤業務への進出を打ち出しています。食品や衛生用品よりも高い利益率を確保する狙いがあるのでしょう。

 ただし、医療費削減による薬価改定や慢性的な薬剤師不足といった課題を乗り越えなければなりません。とはいえ、調剤業務への進出、M&Aの継続が業界のトレンドとなっていくことでしょう。

<TEXT/経済ライター 山口伸 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

化学メーカーの研究開発職/ライター。本業は理系だが趣味で経済関係の本や決算書を読み漁り、副業でお金関連のライターをしている。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー

Twitter:@shin_yamaguchi_

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