アプリでいくら女性と会っても虚しい…28歳ED男子が悩む「恋ができない病」
実際にAさんと接していても、清潔感はあるし、話はわかりやすいし、こちらの言葉も的確に理解してくれ、女性から気に入られるのがとてもよくわかります。テレビの取材でいろんな人に話を聞く機会も多く、この気質は仕事でも大いに役立っていると言います。
感覚的には「6~7割くらいは本心、3~4割はサービス精神」というAさん。これによって女性との関係はスムーズに発展していくものの、その一方でこんなモヤモヤが発生しているようです。
アプリで「優しそう」と言われると軽く引いてしまう
「自分からサービスしたいと思える人にならストレスはないんですが、この3~4割の部分を期待されたり求められたりすると、途端に重さを感じるというか。
例えばアプリ上で『優しそうだなって感じて、いいね!しました』とか言われると軽く引いてしまうし。話を聞いて欲しそうだったから聞き手にまわった結果、相手から好意をもたれたということもよくあるんですが、それで気に入られてもちょっとな……って気持ちにもなる。
だから、仲良い感じになっても、そのままエッチしたとしても、そこから恋人関係に進展する気がなかなか起きないのが悩みどころです」
反射的に気遣いをしてしまう一方で、それによって好意を持たれると途端に気持ちが引いてしまう……。これはAさんにとっても相手にとっても混乱する状況だと思います。
「家の3か所に配置している」というバイアグラ
さらに、冒頭でもお伝えしたようにAさんはED傾向にあります。それにも関わらず、なぜアプリで知り合った女性と肉体関係に進もうとするのでしょうか。
「EDになったのは1年半くらい前です。元から勃ちがよかったわけではないんですが、お酒でダメだった経験が2回続き、そこから徐々に勃たなくなっていったという感じです。最近はオナニーも半勃ちです(笑)。どうしてもしたいわけじゃないけど、相手に対して労力も払ったし、世の中的にエッチできるほうがステータスある。そういう気持ちでやってる部分が正直あります」(Aさん)
EDに関しては、バイアグラを飲めば問題なく勃起するようで、常に持ち歩いており、またどこでもスムーズに取り出せるよう、家の中にも3か所に配置しているとか。
ちなみに常用しているのは1錠600円の「シルデナフィル」というバイアグラのジェネリック薬で、クリニックに行けば、何の問診もなく「何錠欲しいの?」という感じで処方してくれるのだそうです。