「しつこいよ」20代会社員が仲良くなりたかった同期にLINEしすぎた結果
嫌われた!「LINEが多すぎて苦痛」
ある日の夜遅い時間、いつものようにアニメの話題でEさんにLINEをした北川さんでしたが、それに対する反応はいつもと異なるものでした。
「Eくんから『しつこい』って言われてしまいました。それからLINEが多すぎ苦痛だったとも。それで一瞬で冷静になってこれまでのことを思い返して、恥ずかしさとか申し訳なさで頭がいっぱいになってしまいました」
急にこれまでのすべてを後悔した北川さんは、謝罪の言葉と二度とLINEをしない旨を伝え、EさんとのLINEを終えました。ショックは大きかったですが、Eさんの気持ちを考えずにLINEをし続けていたことに気づき、「後悔と猛反省をした」と言います。
そんなLINEをした翌日、職場で顔を合わせた2人。するとEくんが勢いよく謝ってきたのです。まさかの行動に驚いた北川さんでしたが、同時にEさんから話しかけてくれたことに喜びも感じていたそう。
いい関係で「今はとても感謝」
「Eくんはたまたま仕事やプライベートで嫌なことが重なってイライラしていたみたいで、僕に当たってしまったというんです。でもLINEが多くて苦痛だったことは本当で『できれば減らしてほしい』と言われました。本当に申し訳なかったです」
Eさんの本音を聞いた北川さんは、嬉しすぎてついたくさんLINEしてしまったことを伝え、その上でしつこくしてしまったことを謝罪しました。そして今までのようなLINEはしないと約束し、Eさんと和解したのです。
「Eくんはほんとに優しくて、それからもLINEしてくれています。たまにEくんから『アニメを見たよ』とか話題を振ってくれることもあって、そういうときはついつい饒舌になってしまいますが……。これまでも好きなことになると相手のことを気にせずに話していた場面が多かったこともEくんの件で気づくことができるようになったので、今はとても感謝しています」
どんな話題でも話す相手の気持ちや都合を考えること、また自分ばかり話していないかを考えることはコミュニケーションを取る上で一番大切なことなのかもしれません。
<TEXT/つる>