元看護師の26歳が女性配信者に転身。コロナでも「月収が前職の5倍」に
オミクロン株の感染者が徐々に増え、引き続き予断を許さない状況が続いています。そんな中で、激務をこなしているのが医療従事者たちです。
仕事柄、ワクチン接種は必須で、インフルエンザのワクチンも打ちながら勤務を行っているそうです。さらに、3回目となるコロナワクチンの接種もスタートし始めています。2022年も、仕事で大変な年末年始を過ごした医療従事者は多いようです。
持病の関係でワクチンが打てず…
関西方面に住んでいる田中雅恵さん(仮名・26歳)は、持病の治療のために飲んでいる薬の関係で医療従事者ながらワクチン接種ができず、看護師を辞めなければいけなくなってしまったそうです。
「勤めていた病院でも、ワクチン接種をしていないことで肩身の狭い思いをするようになりました。自分は新型コロナの患者さんと接することはなかったのですが、それでも周りからはなんでワクチンを打たないのかと聞かれることが多くなりました……。だんだんと病院で働きづらい雰囲気になってしまって、2021年の夏に退職したんです」
再就職がうまくいかず、配信者に
田中さんは他の病院への転職活動をしましたが、ワクチンを打つことができないことがネックとなり、再就職はなかなかうまくいかなかったとか。そんな中で見つけたのが意外な仕事でした。
「週刊誌の副業特集で、スパチャ(YouTubeの投げ銭機能)で稼いでいる女の子の記事が出ていたんです。これなら自分でもできると軽い気持ちで始めてみたんです。ワクチンが打てないから外出するのも怖かったし、自宅で仕事できるのですごく良いと思いまして。
また、大学生の時に地下アイドルみたいな活動をしていて、YouTube配信もしていたんです。機材も揃っていたので、早速そのアカウントを使って配信しました。当初は顔出ししないで、比較的まじめな動画を配信したり、生配信をしたのですが、あまり人気が出ず。そこで、地下アイドル時代に使っていたSNSに久しぶりに書き込みをしてみたんです。
そうしたら結構な数の返信が来たので宣伝に利用しました。ファンの人からは、YouTubeよりも専用のライブ配信アプリの方が手っ取り早く稼げると聞いてそちらに移動。雑談などの配信を行っていまの現状を話したら、投げ銭を皆さんがしてくれてそれが1日で1万円になったんです」