コロナで消滅危機の「寄せ書き」がオンラインで進化。“最大246人分”のメッセージも
送別会の幹事が楽になるかも?
送別会の定番でもある寄せ書き。幹事を頼まれて、色紙の購入→レイアウト選定→全員に書いてもらう……煩雑なタスクに頭を抱えた経験は良くある話だ。
「私も若手のころに任されたことがあったんですが、結構大変だった記憶があります。ここ最近は働き方自体も変わってきているので、出社有無を確認して色紙を回し、それぞれから集めるとなると手間が掛かりますよね。でも、オンラインで完結するのであれば、日常業務に支障も出にくいかと。
今後は弊社が運営する既存のギフティングプラットフォーム『meechoo(ミーチュ)』と連携し、ギフトも併せて手配できるようなサービスも検討しておりますので、より幹事役の方が楽になるかもしれません(笑)」
「ありがとう」くらいしか書くことがなかったらどうしようというような、いわば“あるある”な悩みも解決してくれるそうで、「フリーメッセージのみならず『〇〇さんを動物に例えたら?』のような質問テンプレートも選択して設定できるので、メッセージを贈る側も作る過程を楽しめるかと思います」と、中川さんは語る。
最大で246人分のメッセージが入る
基本的には無料で使えるサービスだが、90日間限定での閲覧となる。もし永続的に形として残しておくのであれば、PDFデータタイプ(550円~)、ブックタイプ(1980円~)か選べる。人数とメッセージの分量によってページ数も変動。最大で42ページで246人分のメッセージが入るので、一人ひとりの負担もさほど大きくない。
ブックタイプは、対象者に直接送付することも可能。PDFデータでは味気ないため、せっかく作るのであればこちらを選んでしまいそうではある。しかし、物理的なモノよりもすべてデータで保管したいミニマリストも世の中には一定数存在するため、どちらが良いとは一概にも言えないだろう。
プライベートで利用すべきタイミングとしては、友人の誕生日、加えて母の日や父の日が浮かんだ。が、中川さん曰く想定しているケースは多岐にわたる。
「結婚式を挙げないという若者も増えているそうなので、ウェディング用に友人一同で作ってみるのも良いかと。また、遠く離れた祖父母に対して親戚一同から送るのもアリですね。クリスマスにカップル同士でプレゼントしあうのも面白いと思います」