海外旅行中にアプリで出会いまくる28歳会社員。ロシア美女との“ほろ苦い経験”も
むしろ男友達と仲良くなったことも
「ただ運が良かっただけかもしれませんが、何かを好きになる理由って単純だったりするじゃないですか。もちろん、美人が多いっていうのも否定しませんけど(笑)」
確かに、純粋な交流を目的にマッチングアプリを使っている男性はあくまで一部。わざわざ海外に行ってまで利用する行動力は大したものです。危険な目に遭うかもしれませんが、やはりナンパが目当てだったのでしょうか?
「信じてもらえないかもしれませんが、ひとり旅なので誰か食事に付き合ってほしいな、という程度に考えていました。頭の片隅には親しくなってあわよくば……みたいな気持ちもあったとはいえ、そこまで下心はなかったですね。だから、友達を連れてきても構わなかったし、男でもOKと言ってました。実際、女のコが連れてきた男友達のほうと仲良くなっちゃったこともあるくらいです」
外国人相手でも物怖じしないコミュ力の高さはうらやましい限り。実は社会人になるまで海外旅行の経験は家族で行ったハワイと大学の卒業旅行で訪れた韓国だけ。外国人の知り合いも実家と同じマンションに住んでいたアメリカ人一家くらいだったそうです。しかし、就職して海外ひとり旅をするようになったことで海外人脈が一気に広がり、日々の生活にも変化をもたらします。
コロナ禍でもビデオ通話で積極的に交流
「特にコロナ禍になってからは海外の友達とビデオ通話をよくしています。2019年の最後のロシア旅行の際、『badoo』という向こうで人気のマッチングアプリを通じて知り合ったモスクワの女のコとも頻繁に連絡を取り合い、一時期いい雰囲気だったんです。でも、あるとき『新しい恋人ができた』って言われ、それから疎遠になってしまいました。やっぱり直接会える距離じゃないから厳しいですね」
そうしたほろ苦い経験をすることもありますが、それでも楽しいことのほうが圧倒的に多いようです。
「男女問わず外国人の友達が何人もできたし、それってスゴいことだなって。まあ、彼女も作れたら最高ですけど、それは今後の目標にしておきます」
コロナ禍の今は難しいですが、海外旅行の前にその国のコとマッチングアプリで会う約束を取り付けるという方法は悪くないかも。言葉の壁はあるにせよ、試してみる価値はありそうです。
<TEXT/トシタカマサ イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>