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急なお願いに「イエス」と言わせる。デキる社会人の言葉遣い

コラム

 あなたは、自分が社会人として正しい言葉遣いができていると感じていますか?

 美しい言葉遣いは相手に良い印象を与え、コミュニケーションを円滑にします。逆に、美しい言葉遣いができないと、相手に「子供っぽい」「常識がない」とマイナスの印象を与えてしまい、損をすることになります。

 ビジネスシーンではメールや電話でのやりとりが多く、正しい言葉遣いはもはや社会人として必須スキルです。しっかりと身につけて“デキる大人”の仲間入りをしましょう!

Q.「お願いして申し訳ありません」

ごめんなさい

 仕事では社内外問わず、誰かにお願いをするというシーンが数多くあります。

 とりわけ急な依頼や、事前に決まっていた条件を上司やクライアントの都合でひっくり返さなければいけないときなど、若手が矢面に立たされてしまうことは少なくないですよね。

 そういうときにこそ社会人らしい言葉遣いで相手にマイナスイメージを与えることのないようにしたいですよね。

 この「お願いして申し訳ありません」を社会人らしい表現に言い換えるとどうなるでしょう?

A.「お使い立てして申し訳ありません」

「使い立て」とは「人に頼んで用事をしてもらうこと」「使い者を立てること」(『大辞林』)を意味します。目上の人には使わない言葉なので注意しましょう。

 目上の人に対しては「お手を煩わせて申し訳ありません」が適切でしょう。「煩わす」には「面倒をかける」「手数をかけさせる」(『大辞林』)という意味があります。

 仕事で人に何かをお願いするときは、恐縮や感謝の気持ちを込めて「お使い立てして申し訳ありません」、あるいは「お手を煩わせて申し訳ございません」と言うようにしましょう。

 これだけであなたの印象をグッと良くすることができます。ぜひ使ってみてください。

<TEXT/bizSPA!取材班>

参照:『大辞林 第三版』(三省堂)
大人の語彙力ノート』(齋藤孝、SBクリエイティブ)より

bizSPA!フレッシュ編集部の記者(編集者)が、20代のビジネスマン向けに、気になる世の中の本音や実情を徹底した現場取材で伝えます。

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