「忘れてください」デキるビジネスマンなら、なんて言う?
あなたは、自分が社会人として正しい言葉遣いが出来ていると感じていますか?
美しい言葉遣いは相手に良い印象を与え、コミュニケーションを円滑にします。逆にできないと、相手に「子供っぽい」「常識がない」とマイナスの印象を与えてしまい、損をすることになるでしょう。
ビジネスシーンではメールや電話でのやりとりが多く、正しい言葉遣いはもはや社会人として必須スキルです。しっかりと身につけて“デキる大人”の仲間入りをしましょう!
Q.「忘れてください」を言い換えると?
例えば、取引先に依頼をしていましたが、状況が変わり不要になったとき、「あの件については忘れてください」と言ってしまうと、なんだかそっけない感じがしないでしょうか。
これを、なるべく好印象を与えられるような表現に言い換えるとどうなるでしょう?
A.「ご放念ください」
「放念」を辞書で引くと、「気にかけないこと。心配しないこと。放心。」(『大辞林』)とあります。
したがって、「ご放念ください」は「気にしないでください」「心配しないでください」という気持ちとともに「忘れてください」「なかったことにしてください」というニュアンスも伝えることができます。
風邪を引いた自分を相手が心配してくれたとき、「おかげ様で回復しましたので、どうぞご放念ください」などと使うこともできますね。
<TEXT/biz SPA!フレッシュ取材班>
参照:『大辞林 第三版』(三省堂)
『大人の語彙力ノート』(齋藤孝、SBクリエイティブ)より