科学的に「最高の状態」を目指すには

『無（最高の状態）』（クロスメディア・パブリッシング、鈴木祐）

　先が見えない世界のなかで、仕事をしていても悩みやストレスは絶えません。なんとなく、生きづらい。そんな方には、『無（最高の状態）』がおすすめです。本書の目標は、人が生まれながらに持っている能力を存分に発揮できる「最高の状態」を目指すこと。

　多数の科学論文を読みこなしてきた著者によれば、私たちの目は不安や思い込みによって曇らされているのだとそう。まずは、本書で紹介されている、誰でも持っている、歪んだ行動や思考のパターンを知ることからはじめてみてはいかがでしょうか。定番の「悪法」に、自分があてはまるものがないかをチェックするだけでも、苦しい気持ちが減ってくるかもしれません。

やっぱりウッチャンは理想の上司だった

『チームが自ずと動き出す 内村光良リーダー論』（朝日新聞出版、畑中翔太）

『チームが自ずと動き出す 内村光良リーダー論』は、お笑いタレントとしておなじみの、内村光良さんの言動を分析した一冊です。ウッチャンは、明治安田生命保険による理想の上司ランキングで5年連続1位に輝いています。業界内では、「ウッチャンの現場は必ずいいチームができる」といわれるほどなのだとか。

　本書の著者は、内村光良さんの共演者や制作関係者など、24人もの人にインタビューをし、内村さんの言動を分析。その結果、ウッチャンは本当に「理想の上司」だったというのです。メンバーを緊張させず、自由に放牧することで潜在的な能力を引き出す手腕。メンバーの失敗を最後に背負う勇気。チームマネジメント術を知りたい人には、見習いたいポイントが満載の一冊です。

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　以上、「未来屋書店×本の要約サービスflier」コラボ棚の販売数ランキングから、5冊をピックアップして紹介しました。気になる本は見つかりましたか？ 読みたい本があったら、ぜひ本屋さんやflierのサイトで探してみてくださいね。

＜TEXT／本の要約サービス　flier（フライヤー）＞