「高学歴ビジネスマン」ほど仕事で陥りやすい落とし穴とは?
「パターン化」に慣れすぎると仕事が進まなくなる
高学歴の人は、受験戦争を勝ち抜くために必死に努力をしてきています。その中で、下記のような考え方になってしまう傾向があります。
1.問題には、必ず答えがある
2.問題を解くためには、過去の解き方を学び、覚える必要がある
実は、仕事においてはこのような状況はあまりありません。
正解がなく、どんどん状況も変わっていく。人の気持ちや、世界情勢など、事前に予測し得ないようなファクターもたくさんある。状況に応じて、柔軟に方向性を修正しつつ、しなやかに立ち向かっていかなければならないのです。
それなのに、「こんなはずがない」「過去のパターンに当てはまらない」と、そのたびにフリーズしていたら、「使い物にならない」と上司から判断されてしまう恐れがあるのです。
「もしかしたらうまくいかないかもしれないけど、まずはやってみないことには始まらないな」
「いったんスタートしてみて、うまくいかなかったら修正していけばいいか」
そのようなマインドを持っていないと、仕事は前に進まなくなってしまうのです。
「パターン化」を捨てて、思い切って飛び込もう
あるはずもない正解を探してさまよい続け、失敗を怖がっていると、不思議なぐらい結果が出なくなってしまいます。
「答えを教えてくれない」と、上司に対して不満を持ってしまったりすることもあるかもしれません。
もしあなたがそのような状況に陥ってしまっている高学歴の人だとしたら、「すべてに答えがある」という考えをいったんリセットし、「仕事は状況によって柔軟に目的が変わるものだ」「失敗してもいいから、まずはチャレンジしてみよう」というマインドになじむことが必要になります。
もともと努力できる力もあるし、論理的に考えるスキルもあります。
心構えひとつで、仕事がぐんと楽になるかもしれませんよ。
<TEXT/Shin>
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