三原じゅん子の圧倒的貫禄、山本太郎は10円ハゲに…有名政治家の“初登院日”を振り返る
藤原議員の心境は、今回が“真の初登院”か?
初登院日は新人議員にとっては、晴れの舞台です。しかし、ベテラン議員でも初登院日に国会正門に姿を現し、取材に応じることがあります。
今回は自由民主党の藤原崇議員、立憲民主党の小川淳也議員、国民民主党の玉木雄一郎議員などが姿を見せました。
藤原議員は2012年の衆議院選で岩手4区から初出馬。岩手4区は自民党幹事長や生活の党代表を歴任した小沢一郎議員の地盤です。岩手4区は一票の格差を是正する目的から2017年の衆院選前に廃止され、現在は岩手3区に組み込まれています。
岩手3区になっても、藤原議員は小沢議員と小選挙区で戦いました。それでも小選挙区で勝つことはできませんでしたが、今回の衆院選は小選挙区で初勝利を飾りました。小選挙区で敗北した小沢議員は比例復活していますが、大物議員を相手に大金星をあげた藤原議員の心境としては、今回が“真の初登院”だったのかもしれません。
玉木議員と小川議員には注目が集まる
国民民主党は日本維新の会と連携するのではないか? と言われているだけに、報道陣にとっても国民民主党の動きは気がかりです。国民民主党の代表を務める玉木議員には、そうした質問が相次ぎました。
立憲民主党は近く代表選が予定されているので、出馬に意欲を示している小川淳也議員の発言に注目が集まることは自然な成り行きです。
さて、初登院日の永田町にお祭りムードが充満しますが、いつまでも浮かれているわけにはいきません。政治が向き合わなければならない課題は目の前に山積しています。
コロナで疲弊した国民の生活をどう立て直すのか? 成長するための経済政策は? COP26で話し合われた気候変動に日本はどう向き合うのか? これらを解決するためにも、当選した議員には重い責任がのしかかります。
<取材・文・撮影/小川裕夫>