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本の「のど」ってどこだか知ってる?出版・印刷業界の用語講座

コラム

Q.「ISBNコード」って、なんだっけ?

「ISBN(アイエスビーエヌ)コード確認してね」

「了解です!」

 これって何のために付いてるんだろう、長いしチェックするのが大変なんだよなあ。

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A.「International Standard Book Number」=国際標準図書番号の略称

 本の裏表紙を見ると、「ISBN」で始まる13桁の番号が書かれています。これは、その本が「どの国のどんな分野の本であるか」を示す、一冊一冊異なる国際的な番号なのです。

 最初の3桁は、どんな本も「978」になっており「書籍」であることを示しています。次の「4」は国記号で「日本」を表わします。そして「出版者を表す番号」「本のタイトルを表す番号」……と続きます。

 本屋さんでほしい本を探してもらう時、このコードが分かっていれば正確に指定することができますね。

「ISBNコード」の「出版者」の記号は「出版社」ではありませんので、申請して料金を払えば個人が作った本も「ISBNコード」を取得することができます。

 書店や、amazonなどのネット書店では、「ISBNコード」が付いていない本は扱うことができません。コードを取得したからといって必ず書店で販売してもらえる訳ではありませんが、電子書籍などで個人的に本を出したい人も、知っておきたい知識ですね。

<TEXT/bizSPA!取材班 モデル/吉野七宝実(SPA!DOL)>

参照:『本づくりこれだけは―失敗しないための編集術と実務』(下村昭夫)

bizSPA!フレッシュ編集部の記者(編集者)が、20代のビジネスマン向けに、気になる世の中の本音や実情を徹底した現場取材で伝えます。

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