ユニクロのコート選びは、サイズ感に注意。「間違いない3着」をプロがチョイス
この数年で一番大きく変わった着こなしの概念は、間違いなくサイズ感でしょう。ジャストサイズとオーバーサイズが混在する時代だからこそ、着こなしの方針を間違えれば、途端にチグハグな印象は否めません。
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なかでもコートは少しでも選択を誤ると、途端に野暮ったくなってしまいます。そこで今回は、のべ4650人を超えるビジネスマンの買い物に同行する服のコンサルタントであり、『真似するだけで印象が劇的によくなる 38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の著者の森井良行がユニクロで買える世代を問わず単体でスタイリッシュに見せやすいコートを3点紹介します。
トレンチ初心者におすすめコート
英国陸軍が寒冷な欧州での塹壕(トレンチ)を掘って戦う地上戦で使用していたことが、ルーツと言われているトレンチコート。肩に付いたエポーレットなど、ミリタリー要素のあるディテールは好みが分かれる印象があります。
しかし、ユニクロの「トレンチコート」(¥9990)はミリタリーのディテールが付いていないため、初めてトレンチコートを買う人にもおすすめできる一品です。「ラグランスリーブ」と呼ばれる肩の切り替えしによって、今風のインナーを合わせやすいことも特徴で、着用した時に感じる肩のフォルムや丈感も使いやすい印象でした。
今季のアウターで流行っているのが、トレンチコートのルーツといわれる「タイロッケン」。今回このトレンチコートを推したのも、タイロッケンを連想させるというポイントが大きいです。ただ、若干薄手なので真冬に着用するにはインナーダウンの着合わせが必須となりそうです。
ジャケットの上にも着られるダウン内蔵コート
ダウンジャケット特有の膨らみを隠した「ハイブリッドダウンコート」(¥9990)は、昨今主流のスポーツミックスを連想させるスッキリしたデザイン。見た目のスッキリ感とコスパのバランスが優れています。
もちろんトレンチコートなどに比べれば着ぶくれしますが、ジャケットの上に羽織ってみても、肩や袖の着用感がキツいということもありませんでした。そのため、寒冷地の通勤コートとしても優秀だと思います。
表地にウールが10%ブレンドされているため、テーラードをルーツとするジャケットを合わせやすいでしょう。また休日はニットやスニーカー合わせでモダンな印象に仕上げられそうです。