寝つきの悪さは肩こりが原因?熟睡するコツを、快眠セラピストに聞く
肩こりで眠れない際の対策は
冒頭で紹介したアンケート調査の通り、なかには肩こりの痛みで睡眠不足という人もいる。
三橋氏によると、肩こりが悪化する要因として、リモートワークや長時間のPC作業、スマートフォンの利用が関係しているそうだ。肩こり=血行がよくない状態。体温の放熱がうまくいかなくなるため、睡眠の質が下がるという。そこで次のような対策を勧めてくれた。
快眠を阻害する肩こりを解消させる2つの方法
【1.血行不良を改善する】
仕事中、できれば1時間ごとに両腕を上げて伸びをしたり、立ち上がって屈伸をしたりして、積極的にストレッチや軽い運動を行って血行をよくすることが大事。なかなか続かない人は、寝る前に1分でできる手首をブラブラさせるだけでも勝手が違ってくるらしい。手首をブラブラさせるだけで、首まわりの筋肉もゆるめられ、首がスッキリするそうだ。
1)両ひじを曲げて、手首を肩ぐらいの位置に持ってきて、左右方向に手首を20~30回、ブラブラ振る。このとき、力をできるかぎり抜くことが大事。
2)同じ位置で手首を、今度は前後方向に20~30回ブラブラ振る。このときもできるかぎり力を抜く。
【2.痛みを取り除く】
肩こりや腰痛などの痛みが強い場合は、無理をせずに湿布薬を貼ろう。ニオイの少ない無臭タイプ、24時間効き目が継続するタイプがおすすめだそうだ。寝るときに貼って寝る場合は、長時間貼っても問題ない製品を選ぼう。