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当選無効のスーパークレイジー君、心境を直撃「ゴミ捨てまで調べられた」

ビジネス

ある国政政党から衆議院議員選挙に出馬の誘いも

スーパークレイジー君

2020都知事選の街頭演説。池袋駅前で話すと、多くのギャラリーが集まった

――高裁の当選無効の判決は、衆院選前に出ます。もし当選無効となった場合に衆院選に出る可能性はありますか?

スーパークレイジー君:実は、ある国政政党から衆議院議員選挙に出馬しないか? というお誘いを受けていました。私の本拠地は戸田ですので、衆院選に出るなら埼玉15区から出ることになります。衆院選に立候補することも考えましたが、戸田への思いもありますので高裁で当選無効の判決が出ても最高裁まで争うつもりです。なので、衆院選に出ることはありません。

――ということは、国政進出は考えていない?

スーパークレイジー君:国政政党から衆院選へのお誘いがあったことは事実です。そのことは光栄で、衆院選に出ることも悩みました。しかし、今回の衆院選に出ることはありません。仮に高裁で当選無効の判決が出ても、最高裁まで争います。最高裁まで争っても当選が無効になったら、2022年夏の参院選に出るつもりです。選挙に出るためには多くの準備が必要になるので、一応は今から準備を進めています。

――参院選は無所属で立候補する予定なのでしょうか?

スーパークレイジー君:まだ出るかどうか決まっていませんので政党名は明かせませんが、「参院選に出るなら、うちの党から出ませんか?」と声をかけてくれる国政政党はあります。いずれにしても、戸田には応援してくれる人がたくさんいます。市議の当選無効の件は最後まで戦うつもりですし、国政に転身するにしても戸田に軸足を置くことに変わりはありません。

【10/15 22:00追記】
10月15日、県選挙管理委員会の裁決の取り消しを求めた訴えは棄却される結果となった。これを受けてスーパークレイジー君本人に現在の心境を語ってもらったところ、「結果は分かり切っていたこととはいえ悔しい。応援してくれている人の期待にも答えたいので、まだ諦められない」と上告する意向を示した。

<取材・文・撮影/フリーランスカメラマン 小川裕夫 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

フリーランスライター・カメラマン。1977年、静岡市生まれ。行政誌編集者を経てフリーに。首相官邸で実施される首相会見にはフリーランスで唯一のカメラマンとしても参加し、官邸への出入りは10年超。著書に『渋沢栄一と鉄道』(天夢人)などがある
Twitter:@ogawahiro

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