当選無効のスーパークレイジー君、心境を直撃「ゴミ捨てまで調べられた」
「居住実態の有無」って何を調べるの?
――精力的に議員活動をしていますが、その一方で居住実態がないとの理由で戸田市議選は当選無効の申し立てがなされました。居住実態の有無は、どういうものが調べられるのでしょうか?
スーパークレイジー君:本当にいろいろと調べられます。アパートの名義は出馬を届け出る際にも「自分の名義ではありません」と伝えていたんですが、それでも先方は「大丈夫です」と言っていました。
しかし、当選後にアパートの名義が違うことを指摘されました。過去のこともあって自分名義でアパートを借りることが難しいんです。だから、知り合いに借りてもらっていました。だから、水道光熱費も他人名義です。そのほか、どこで食事をしているのか? 散髪をしているのか? 買い物は? など、それらの領収書の提出を求められました。そのほかにも、居住実態を示す資料を提出しています。
当選取り消しは納得いかない
――そこまでしても居住実態を証明したことにはならない。とてもハードルが高いですね。
スーパークレイジー君:戸田市選挙管理委員会も埼玉県選挙管理委員会も居住実態の調査のために、嫁のことまで調べたようですし、知らないうちに履歴書まで入手していました。特に印象に残っていたのが、「なんで新聞を取らない?」「いつもゴミをどこに捨てているのか?」と詰問されたことですね。
居住実態を証明するのに、新聞を取っているか否かって古い感覚じゃないですか? ゴミに関してはゴミ捨て場の実況見分までしました。こんなに身辺を調べられた挙句に、当選無効という決定になりました。
――となると当選無効を覆すことは難しい情勢なのでしょうか?
スーパークレイジー君:戸田市や埼玉県の選挙管理委員会の当選取り消しは納得いかないので、東京高裁に提訴しました。裁判は地裁がなく、いきなり高裁です。その判決が10月15日に出ます。弁護士の先生からは「勝ち目が薄い」と言われていますので、負けることも覚悟しています。