余計なこと言わなきゃよかった…LINEで同級生に口を滑らせた結果
知識や技術というのは自分で学んだことであり、大切な財産です。そんな知識や技術を簡単に利用しようとする人、その価値を理解していない人もたくさんいます。そこで今回は、友人に自分の知識を軽んじられ、嫌な思いをした男性のエピソードを紹介します。
同級生からLINEでの相談
地元を離れ都内の通信系企業で働いている堂島明博さん(仮名・26歳)。堂島さんは学生時代から通信関係のことを調べるのが好きで知識もあり、都会の人に比べ、そういった知識が遅れている地元の友人たちに頼られること数多くありました。そんな堂島さんのもとに、ある日、1通のLINEが届いたのです。
「地元に残っている友人はたくさんいるんですが、LINEはその中の1人であるMくんからでした。Mくんとは2人で遊ぶほどの仲ではなかったですが、数人で出かけるときのメンバーではあったので連絡先を交換していました。なんでも引っ越しをするそうで、新しい家でネットの契約をどうするべきか相談したいというんです」
久しぶりに同級生に頼りにされた堂島さんはなんだか嬉しくなり、快く相談に乗ることにしました。引越し先の地域でサービスが提供されているネット回線を探し、よりよいものをいくつか教えてあげました。そして学生時代よりもそういった知識に詳しくなっていることに、Mさんは驚いた様子でした。
専門分野ではないけれど
とくに回線系に多くの知識を持っている堂島さんでしたが、同時に必要なパソコンなどのデバイスにもある程度詳しく、おすすめのパソコンやスマホなどについても親切心で教えたのです。すると、それ以降、専門分野ではないことまで聞かれるようになってしまいました。
「ネットまわりのことならある程度知識はあるんですが、Mくんはそれと関係のない家電などについても聞いてくるようになりました。知識がない人だと、パソコンも冷蔵庫も同じ電化製品だからネットに詳しければ、全部に詳しいという思い込みがあるようで……」
電化製品についても不得意な分野ではなかったため、堂島さんは自分なりにいろいろと調べて丁寧にMさんからの質問に応えていました。しかし、Mさんの要求はどんどんエスカレートしていくのです。