ゴー☆ジャスを「アニメ化したい」。“宇宙海賊”が語る、遥かなる野望
まだ一発も当てたと思っていない
――その姿勢が視聴者に好まれているんですかね。それにしても、もともと声優を志望していたゴー☆ジャスさんが、巡り巡ってプロの声優と仕事しているっていうのが興味深いです。
ゴー☆ジャス:実際に、自分も『デート・ア・ライブ』の声優もやらせてもらいましたからね。おそらく、声優だけを目標にしていたら心が折れてたと思うんです。“宇宙海賊”になったおかげでやりたいことができるっていうのはね……故郷の福島に帰って「いつか夢は叶う!」と講演したいぐらいですよ(笑)。
――ちなみに、ご自身のことを「一発屋」だと思っていますか?
ゴー☆ジャス:いや、僕はまだ一発も当てたと思っていません。『レッドカーペット』のピーク時も、そんなに高いところまで登ってなかったからこそ、落ちたときの高低差もあまり感じませんでした。ウチの事務所には、ダンディ坂野さん、小島よしおくん、スギちゃんと上には上がいるので。
でも、バラエティ番組の企画で「一発屋芸人」の数が足りなくて、僕が呼ばれることあるんです。マネージャーからは「一発屋」のフリしてもらっていい?」って(笑)。意外とそういう方たちって、普通の格好でネタやっているから、僕が来ることでバランスが良くなるんですよね。なので、そこは心を決めて「一発屋」と名乗っています。
ゴー☆ジャスを“アニメ化”したい
――宇宙海賊らしく、今後の「野望」などあれば教えて下さい。
ゴー☆ジャス:最近、僕のキャラとかネタって、誰も傷つけないしいいなあと思っていて。だから、ゴー☆ジャスを“アニメ化”できないかなと密かに画策しています。
それこそ人気声優さんに出演していただいて、登場人物を商品化して……という。ストーリーも浮かんでいるのですが、肩にいる“宇宙インコ”アンジェリーナが巨大化して宇宙船になるっていう話です。ぜひここでアニメ会社の方に伝わるよう宣伝してください(笑)。
<取材・文/東田俊介 撮影/市村円香>
【ゴー☆ジャス】
1978年福島県生まれ。高校卒業後に上京し、代々木アニメーション学院 声優タレント科へ進学。卒業後お笑いライブでの活動など下積み期間を経て、2000年代後半にテレビ出演による露出が増加。2014年からはゲーム実況を中心としたYouTubeチャンネル「ゴー☆ジャス動画」を開設。決めゼリフは「君のハートに、レボ☆リューション」
Twitter @Gorgeous55555