ストレスを感じると症状が出てしまう

「結局、ストレスが原因という判断に至りました。メニエール病や難聴を含めて、めまいの多くの原因がストレスによるものだと知りました。『嫌なこと』や『不安』などのストレスは意識して溜めないようにしています」

　その後、3週間ほどすると、三半規管に入っていた耳石が自然に外に出たため、症状は改善された様です。以降も数回、同様の症状で悩んだと言いますが、そのタイミングはいつも過度なストレスを感じていた時だったとか。

「社会人になって上手く自分のストレス発散のタイミングを見つけられずにいました。でも、体調不良の原因にもなると分かったので、ストレス発散のためランニングをしたり、1人カラオケで叫んだりしています（笑）。オンとオフの切り替えはものすごく大事！ 休日や夜間はなるべく仕事のことを考えないようにしています」

　社会人になって年月を重ねるうえでも、荻野さんはストレスを溜めないためのオン・オフの切り替えは意識して過ごしているとのこと。

自分なりのストレス発散法を

　また、ストレスを感じるとお酒を大量に飲んでいた時期もあったそうですが、むしろ逆効果だったそうです。

「友達と朝まで飲んだり、なんならひとりで行きつけの居酒屋に飲みに行っていました。でも、肌荒れや二日酔い、一時期、肝機能も悪くしてしまい、ストレス以上に身体へのダメージが残りました」

　心身ともに健康になるためには、なるべく無理のない範囲で行える自分なりのストレス発散法を見つけたいものですね。

＜TEXT／萩ゆう　イラスト／カツオ（@TAMATAMA_GOLDEN）＞

－［ストレス発散な話］－