格安航空で手荷物が2キロの重量オーバー。まさかの出費に泣いたトラブル体験
欠航時も振り替え可能なのは自社便のみ
ただし、和田さんのLCC失敗談はこれだけではありません。これもコロナ以前にあった別の海外旅行のときのことだそうですが、予約していた便が当日になって欠航。LCCなので自社便への振り替えしか選択肢がなく搭乗できるのは早くても翌日。
ところが、日本への帰国便には間に合わず、LCCではないエアラインの割高な航空券を新たに買い直すことになってしまったといいます。
「大学時代からLCCは安くて重宝していましたが、荷物の重量についてはシビアだし、欠航時もほかの航空会社への振り替えがないから本当に急いでいるときは不便だなって。以前は値段重視でプライベートは国内も海外もLCCばかり利用していましたが、最近はそこをあまりケチらないようにして状況に応じて使い分けています」
“空のバス”とも呼ばれるLCCは、お手頃な料金で乗れるので若い人にとっても大変ありがたい存在ですが、安いにはそれなりの理由があるということ。メリット・デメリットを正しく認識したうえで賢く利用したいものです。
<TEXT/トシタカマサ イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>
-[若者の「安物買いの銭失い」体験談]-
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