お茶パックは100均やスーパーで手に入る

　最近では「アイスコーヒー用」の豆も売られていますから、好みのものを選んでみてください（必ずしもアイスコーヒー用でなくてOK、私はいつも普通の豆をチョイスしています）。お茶パックは100均はもちろんのこと、スーパーのお茶売り場でも購入できます。

　お茶パックにはコーヒー豆が最大25グラム程度入ります。少なすぎるとかなり薄めのコーヒーに仕上がりますから、まずは最大量で試してみて、好みの分量を見定めてください。

コーヒー豆を8割程度入れると約20グラムになる。まずはフルに入れて25グラムで試してみよう

　それでは次に水を注いでいくことにしましょう。

ミネラルウォーターは使うべき？

ミネラルウォーターを使う？水道水を使う？

　コーヒーを淹れる際に、ミネラルウォーターを使うと美味しくなるとイメージしている人は少なくないでしょう。これは必ずしも正しいとは限りません。

　ミネラルウォーターでコーヒーを淹れたとき、黒っぽくなることがあります。これはアルカリ性の強いミネラルウォーターが酸性のコーヒーと合わさり中和されることで起こる現象。

　つまり、酸性を打ち消すためにマイルドになり、味がぼやけたと感じる可能性があります。ミネラルウォーターの特性にもよりますが、ラベルにpH値（水素イオン指数。7が中性で、数字が高くなるほどアルカリ性に）が記載されていますから確認してみると安心です。

　ミネラルウォーターを使うことで酸味の調整にもつながりますが、コーヒーはお茶ほど水を選ばないと言われていて、水道水でも十分だと言う専門家もいます。私は浄水器を通した水道水を使用していて、個人的にはミネラルウォーターにお金を使うより、豆の品質や量にこだわるほうが良いと考えています。